リオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)もいよいよ終盤。日本選手のメダルラッシュで報道も盛り上がるなか、今回のリオ五輪の注目度は実際にはどのくらいかが気になるところ。これまで放送されたリオ五輪放送の視聴実態を速報でレポートしていくぞ!
まずは、リオ五輪の前半戦である2016年8月5日~14日の10日間に放送された競技について、どのくらいの人が視聴していたか、スポーツ好きの人の視聴実態を見てみよう。スポーツ好きの人を、「スポーツを見るのが好きな人(スポーツ観戦好き)」と「スポーツをする人(スポーツプレイヤー)」に分類し、それぞれのリオ五輪への関心度を視聴割合から探るぞ!
※リオ五輪の開催期間は8月5日~8月21日の17日間。今回紹介するのは「前半戦」のデータであることをお忘れなく!また、今回のデータはライブ視聴のみを対象とし、録画視聴された番組は含まない。
なんと、意外にもスポーツプレイヤーは、全体平均よりも見ていない。スポーツ観戦好きは、予想通り平均より視聴している結果になった。スポーツプレイヤーはスポーツへの関心度は高いはずなのだが、もしかして「自分がやるスポーツ」への関心度が高く、他のスポーツに関してはそれほど…というように差が大きいのかもしれない。それに対してスポーツ観戦好きは、いろいろなスポーツを広く見ているのだろうか。
さて、テレビの視聴データから、様々な視点で視聴実態を調査するのが、我々テレビ探偵団!もっと細かく見てみよう。今度は、スポーツ観戦好き、スポーツプレイヤーによって、競技への関心度にどのくらいの差が出るのか?ということについて調べてみたい。
こちらも先ほどのデータと同じく、リオ五輪前半の2016年8月5日~14日の間に放送された競技について、「スポーツ観戦好き」と「スポーツプレイヤー」がそれぞれ、どの競技を視聴したのか、視聴割合(ライブ視聴のみ)をランキングにしてみたぞ!
ランキングを比較すると、どのランキングにおいても視聴者がテレビで最も見ていたのは「開会式」だった!今回は放送が土曜の午前中だったこともあるが、テーマや演出などへの評価もなかなか高かったようだ。それでは競技の中で最も見ていたのは? こちらも全ランキング同じく 「競泳男子400m個人メドレー、女子400mリレー決勝」が最も見られていた!男子では、萩野公介選手が金メダル、瀬戸大也選手が銅メダルに輝いた感動的な瞬間だったな!
スポーツプレイヤーとスポーツ観戦好きのランキングを比較すると、3位以下の競技で違いが見られた。
スポーツ観戦好きは、4位には話題の体操・男子の予選がランクイン。しかし、スポーツプレイヤーのランキングでは、体操・男子予選は9位。逆に3位・4位に柔道がランクインした。3位の番組は日本では深夜の放送だったが、田知本遥選手や、ベイカー茉秋選手が着々と勝ち進み、見事金メダル獲得!となった瞬間から目が離せなかった人も多かったはずだ。
いずれにしても、全体的に「スポーツ観戦好き」の視聴割合が高く、どの競技もしっかり観戦している人が多い傾向だった!
リオ五輪を見る人には「スポーツは見る専門」が多い傾向
データ分析の結果、リオ五輪を見る人には「スポーツを実際にする人」より、「スポーツは見る専門」が多い傾向がある、ということがわかった。テレビで放送される試合は、スポーツを「する人」よりも「見る」派の、ライトファン層へのリーチが高いようだ。
とはいえ、一口にスポーツ好きといってもリオ五輪への関心度は様々。楽しみ方もそれぞれだ。競技以外の見どころもあるだろう。オリンピックをまるごと楽しみたい!という団長のような人たちのためにも、放送内容は充実していてほしいものだ。
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