売れ行きはCMが左右する!?清涼飲料水＆ビールのCM効果ランキングを大公開

全国各地で記録的な暑さが話題となった今年の夏。熱中症対策や少しでも暑さを和らげる方法として清涼飲料水を買う人も多かったのでは？もしくは暑さと戦いながら1日働いたご褒美として、夜に冷たいビールをグイッと・・・なんて人もたくさんいたことだろう。

清涼飲料水やビールを買う決め手はいくつもあるが、CMを見て買うという人も少なくない。これまでもCM効果については、お茶系ペットボトル飲料、アイス、CMタレントなどの切り口で調査してきたが、今回は清涼飲料水・ビールをテーマに調査をしてみよう！今年の猛暑、CMを味方につけて最も売れた商品とは・・・？

調査は2018年7月21日（土）～8月10日（金）に関東エリアで行い、テレビで「清涼飲料水」「ビール」ブランドのCMを「見た人」と「見なかった人」に分け、それぞれの人が商品をどれくらい買ったのかを調べた。データが大好きなこの団長がいるからこそ、できる調査なのだ・・・！！

猛暑対策！購買率トップはポカリスエットとアクエリアスだが・・・

まずは清涼飲料水の結果から見てみよう。調査期間中、比較的多く出稿されていたCMのうち、選定した7つのアイテムをグラフにしてみたぞ。

やはり今年の猛暑が影響してか、夏の水分補給に最適な「ポカリスエット（大塚製薬）」と「アクエリアス（日本コカ・コーラ）」が圧倒的に高い購買率を誇ったぞ。ただし、今回の調査テーマである「CM効果」という点から見ると、CMを見ている、見ていないに関わらず売れたため、CM効果は低いという結果になった。長年のブランディング効果がこういうところに現れたのかもしれないな。

一方、「マッチ（大塚食品）」の購買率はそこまで高くないが、CM効果の面ではトップに！平野紫耀さん（King&Prince）と天龍源一郎さんが共演するシュールでユニークなCMはインパクト大だったな。「コカ・コーラ」も、Little Glee Monsterさんのソウルフルな歌声、綾瀬はるかさんの素敵な笑顔が印象に残ったCMだった。印象に残るCMは、実際に店頭に足を運んだ際に商品を手にとるきっかけになるのかもしれないな！

ビールのCM効果は新商品とリニューアル商品がランクイン！

次にビールのCM効果について結果を見ていこう。対象となるCMは清涼飲料水の場合と同じで、こちらは8つの商品の結果をグラフにしてみた。

今年3月に発売されたばかりの「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口（アサヒビール）」と「本麒麟（キリン）」、今年5月にリニューアルされた「キリン のどごし〈生〉（キリン）」がランクインするなど、CM効果が高かったトップ5商品のうち、3商品はリニューアル商品や新商品だった。この夏に向けてのPRが上手に効いた結果だろうか！？

「クリアアサヒ クリアセブン（アサヒビール）」も今年7月に発売されたばかりの商品だからか、購買率、CM効果ともに目立った特徴は見られなかった。今後のPR活動によってCM効果が高まることに期待しよう！

猛暑が続く毎日だからこそ「瞬冷」「のどごし」といった、聞いただけで暑さが和らぎそうな言葉はCMで聞くと耳に残りやすいのかもしれないな！視覚だけでなく、我々の聴覚に刺激を与えてくれるようなCMが購買につながっていくのだろう。

結論

購買につながるCMがあきらかに！

連日猛暑が続いたこの夏は、水分補給の代名詞とも言える商品にもなると日頃のブランディング力の高さが購買につながって、CM効果が出にくいというのは素晴らしい知見となったな！

また、興味深かったのが、様々な企業がCMを打ち出してはいるものの購買につながったCMとそうではないCMがあったことだ。調査ではCM効果が出なかった商品も、商品のターゲットに合わせたCM出稿枠の変更などで今以上に購買力の高い商品になる可能性を秘めているぞ！

ちなみに出稿枠の最適化は我々ソレユケテレビ探偵団におまかせあれ！興味がある企業様は問い合わせフォームからのご依頼をお待ちしておるぞ～！

Detail DATA

ビール