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2019年はラグビーワールドカップ! 2020年は五輪イヤー! スポーツ別の視聴者特性は?

2019年、令和元年も残りわずか。
前編のラグビーワールドカップ視聴分析では、日本代表戦の試合が重なるにつれて視聴率が上がっていった。
ラグビーだけでなく、今年も様々なスポーツが話題になった年だったな。サッカー、野球、フィギュアスケート、各スポーツ中継を思い出しながら団長は考えた。
スポーツの競技ごとに、視聴率だけではないファン層の違いが出てくるのではないか?と。

そこで今回は、スポーツ競技別の、視聴者の性年代の特徴を調査してみることにしたぞ!

史上初のベスト8進出を果たしたラグビーワールドカップはもちろんのこと、10年ぶりに侍ジャパンが世界一に輝いた世界野球プレミア12や、AFCアジアカップ決勝戦では惜しくもカタール代表に敗れてしまったサッカー日本代表戦など、各スポーツの代表はまさに「ONE TEAM」な素晴らしい戦いを見せてくれたな!

そのほか、渋野日向子選手が日本人女子として42年ぶりの海外メジャー優勝を果たした全英女子オープンゴルフ、羽生結弦選手や紀平梨花選手が活躍した世界フィギュアスケート選手権、朝乃山関が平幕で58年ぶりに優勝を果たした大相撲夏場所など、2019年はラグビーワールドカップはもちろんだが、他のスポーツも負けないほど様々な試合・大会・取組が放送されていた。

さて、スポーツごとに「フィギュアスケートは女性の視聴傾向が高そう」「ゴルフは50代以上の男性視聴者が多そう」など、いろいろと想像が膨らむがいったいその実態はどうだったのか…

今回はライブ・録画視聴を問わず、2019年に放送されたスポーツ中継番組をジャンル別に選定し、視聴率上位の中継番組を視聴していた人たちを分類して、そのスポーツの視聴者層としたぞ!
分析対象期間としたのは2019年1月1日(火)から12月18日(水)までとした。

各スポーツ番組を見ている人の男女別・年代構成比を比べてみた、その結果がこちら!

スポーツファンの実態!スポーツ競技別 番組視聴者 性年代比較

それぞれのスポーツ中継番組の視聴者を男女別、年代別の構成比で表したぞ!
ふむふむ。スポーツと言えば男性視聴者が多くなるイメージもあるかもしれないが、こうしてみると女性も様々なスポーツをテレビで楽しんでいることがわかるな。

まず男性の年代別の構成比をみてみると、ゴルフ、フィギュアスケート、相撲で60代男性の構成比率が1位になっていることがわかる。
なるほど、ゴルフや相撲は60代以上の男性が楽しんでいるイメージは納得できるが、フィギュアスケートの視聴が多いのはやや驚きの結果となった。現在の60代はテレビで様々なスポーツを楽しむ時間が多いのだな!

しかし、野球やサッカーでは40代の構成比率が一番高くスポーツ競技によって好む年代が異なることがわかる。サッカーや野球の代表戦は20代~30代の選手が活躍していることから同年代のファンも熱心に視聴していることも想像できるな!
国民的スポーツとなったこの2競技は視聴者の性年代傾向が似ていることも注目すべき点かもしれない。

そしてラグビーはというと、野球やサッカーと同様、40代の構成比率が最も高いスポーツ競技であることが分かったぞ!
40代以上の男性がラグビー好きな理由は何かあるだろうか?
なになに、高校ラグビー部を舞台としたドラマ「スクール☆ウォーズ」が放送されていたのは1984年、そしてその続編が放送されたのは1990年。ドラマの影響もあって当時のラグビー人気はすごかったようだ。
なるほど、当時熱心にドラマを見ていた彼らが、現在でもラグビー人気を支える存在となっているのかもしれないな!

一方で、女性の視聴者構成比率が最も高かったのは、フィギュアスケートだった!
これは想像通りといった団員も多かったのではないかな?中でも50代女性の視聴が高い結果になった。
これは「好きなスポーツ選手ランキング」でいつも上位にランクインしている羽生結弦選手のファンが多いということかもしれないな。
そのほかの世代では、40代はラグビー、サッカー、野球の視聴が高く、60代はゴルフと相撲をよく見ている。このように、女性も年代の変化によって好きなスポーツの嗜好性が変わることが明らかになった!

ラグビーの例でも想像できるが、スポーツを舞台にしたドラマや漫画の影響によって男女それぞれの世代で思い入れのあるスポーツがあったり、スター選手のファンであったりといった要因が係わっていそうだ。そう思うと、今回の結果も改めて興味深くなってくるな。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、テレビでのスポーツ観戦者の実態がわかる面白い結果になったのではないかな?
団長はもちろん、オリンピック開会式からテレビの前で観戦だ!

それでは、年末年始もまだまだ気になる番組が目白押しだが、2020年五輪イヤーでまたお会いしよう!
それでは諸君、良いお年を!

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