前回の調査では、30分トーク番組の出演ゲストによって視聴者の男女構成や年代構成が異なってくるのではないか?という疑問を調査したぞ。
ピックアップした日本テレビ系列「アナザースカイⅡ」「おしゃれイズム」、TBS系列「A-Studio+」のいずれも、出演ゲストによって少しずつ視聴者の性別や年代構成が異なってくることが明らかになり、ゲスト出演する芸能人の「出演者パワー」が垣間見えるデータとなったな。
一方で、今回は番組ごとに異なるMCやコンテンツなどの「番組パワー」に着目してみたぞ。各番組によって魅力は様々だろうが、継続して見ているファンに着目することで番組の個性を表現できたのか結果をみていこう!
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【出演者パワー編】好きな芸能人の話を聞きたい!30分トーク番組調査
【視聴傾向編】好きな芸能人の話を聞きたい!30分トーク番組調査
対象地域:関東
期間:2020年2月1日(土)~28日(金)
放送局:日本テレビ/TBS
算出方法: 対象期間に放送された番組ごとに視聴機器IDをカウント
まずは、調査対象期間である4週間で放送された4回のうち、視聴者ごとに何回番組を見たのかを調査した結果がこちらだ!
4回放送された中で、すべて視聴していた視聴者(以下、4回継続視聴者)が最も多かったのは「おしゃれイズム」、続いて「A-Studio+」、「アナザースカイⅡ」という結果になった。
1回のみの視聴者に注目すると、各番組ごとの視聴者全体のうち、すべての番組で1回のみの視聴者が6~7割を占めるという驚きの結果が出たぞ!これはやはり前回調査したとおり、出演するゲストによって番組の視聴者がかなり入れ替わるということだな。その中でも、1回のみの視聴者の比率が高い「アナザースカイⅡ」はゲストだけではなく、訪れた国によっても視聴者の興味や関心がはっきりと出ることから、他の番組よりも視聴者感度が大きく差として出たのかもしれないな。
一方で、4回継続視聴者の割合が高い「おしゃれイズム」は、ゲストを盛り上げる、くりぃむしちゅー上田晋也さん、俳優かつミュージシャンでもある藤木直人さん、モデルとして活躍する森泉さんという個性豊かな3人の掛け合いが楽しみで見ている視聴者も多いのではないかな。団長は日曜の終わりに見るのが習慣になっているぞ。
なかなかおもしろい結果となったな。
よし、次は番組ファンと言える4回継続視聴者とはどのような人たちなのか?
性年代別の構成比を調べてみるぞ!その結果がこちらだ!
対象地域:関東
期間:2020年2月1日(土)~28日(金)
放送局:日本テレビ/TBS
視聴者定義:番組全体(4回放送のうち1回以上視聴者)、4回継続視聴者(4回放送のうち4回視聴者)
1枚目のグラフで分析した番組を、1回のみの視聴者と4回継続視聴者の構成比を比較したグラフだ。
なになに~?それぞれの番組の特徴を見てみると40代から50代の男性構成が高くなっていることがわかるな。女性においても同様に40代から50代の視聴者が増加していることがわかる。
特に、「A-Studo+」では番組全体視聴者のうち、50代男性が11%を占めているのに対して、4回継続視聴者では21%と大きく増加していることがわかる。むむ、これは驚きだ。MCである笑福亭鶴瓶さん自ら、出演ゲストの友人や知人にインタビュー取材をして、普段テレビでは映らない本人の人柄や知人から語られる過去のエピソードなどを明らかにしていく番組構成が楽しまれているのかもしれないな。
今回調査対象とした3つの30分トーク番組では、4回継続視聴者には40代から50代男性が多いことが明らかになった。出演している番組ゲストに関わらず、継続的に番組を視聴し楽しんでいるのは意外にも男性視聴者というのは驚きの結果になったな!
以上、これまで3回にわたってお届けしてきた「30分トーク番組調査」だったがいかがだったかな?
このように、ひとつの番組ジャンルに対して様々なテーマを基に視聴分析することが可能なので、気になる視聴分析や、分析リクエストがあれば、ぜひテレビ探偵団にご相談を!
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以上、30分トーク番組の視聴分析を、3つの分析テーマに基づいてお届けしたぞ!
過去のトーク番組分析記事にも、ご注目を!
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